池田市役所、山田さんの行きつけ@石橋『町家料理『結月』
以前第8回目のシリーズで@石橋「炭火焼鳥 仁平」を行きつけ紹介いただいた池田市役所の布施さん。
その元同僚という間柄で今回は池田市役所、市民生活部人権•文化国際課の山田さん!
元アルバイト先という筋金入りの行きつけ情報をお届けします!
Q:いきつけのお店を教えてください。
石橋駅の東改札口をでてから徒歩1分ぐらいのところにある和食•創作『町家料理 結月』さんです。
Q:なぜイキツケになったんですか?
生まれは福岡の北九州出身でして、大阪大学の外国語学部のイタリア語学科に入学したのをキッカケに
近隣でアルバイト先を探していて、そのバイト先が『町家料理 結月』さん。
もともと料理にとても感心があって、初めての1人暮らしだし料理を勉強したいなと思っていました。
家から近くて、徒歩圏内でまかない付きで調理も覚えれる環境で探していて
『町家料理 結月』さんのバイト募集はちょうどオープニングスタッフで、
既存の店舗で働くより何だか楽しいそうだなと思い直ぐに応募しました。
一年半ぐらいアルバイトさせて貰ったと思います。
アルバイトは辞めた理由は留学をする目的があったので、
帰国してからお客さんんとして通うように。
(オープニングスタッフの当時から貼られている「笑顔と礼儀」、「美味しい料理と真心の提供」も張り紙)
バイト当時は、店長が元々、『音羽』さんで修行されてた方なのでその時のお客さんや常連さんも
お店にきてくれる事もあり色んな業種、業界にお勤めで年代問わず、オモシロい話しが聞けました。
あっあと、忘れられないエピソードでいうと、
ある日、調理の担当の方に「私、茄子が嫌いなんですよ」と言った、その日のまかない料理が。。
全てお茄子!!
茄子の田楽、揚げ茄子、天ぷらの茄子料理が!!!
「えっ!?と思いました。この人、私の事嫌いなのかな?と思うぐらい」
けど、本当にあまりにも美味しくてその料理が、今は茄子好きになってます(笑)
特に揚げ茄子が美味しかったな。
『町家料理 結月』さんではお料理を直接指導してもらうって訳ではなかったんですが
見て覚える感じで店長のボスさんや調理担当の方を見てぬすんで学ぶ感じです。
アルバイトを辞めてからは留学へ。
留学先のイタリアでは
パスタは粉から作るぐらい料理にこだわって作ってましたね。
留学先から帰国してからはお客さんとして、月に2回は行っていたと思います。
『町家料理 結月』さん24時以降も営業していたので、バイトが終わってからプラッと寄ったりもしていました。
その後、就職する際は働くなら、この石橋界隈に近い所がいいなと思って池田市役所へ。
社会人になった今では、以前の様には通えてないですが、
市役所の課の忘年会で10人ぐらいで「貸切など」で使わせてもらったりしてます。
凄く融通が聞いてくれるので、「こういのが食べたいとか、偉い人がくるので、ちょっと食材を高級目にして欲しい」
「予算は●●円ぐらいでお願いします!!」みたいな感じでボスさん(オーナー山藤さん)に対応して頂いてます。
あと、大人数の貸切でも大皿料理ではなくて、小皿料理でひとり一人にお料理を出してくれるんです。
そういった所も凄く有難いし、嬉しいですよね。
Q:行きつけメニュー
一番のオススメはお刺身の盛り合わせですね。
私が凄く好きな魚は鰯で。。。
刺身、あぶり、骨を天ぷらにしたり色々な鰯を食べさしてくれるます。
季節ごとによって、またその魚の旬を提案してくれる。
鰯が旬のシーズンはかなり通いましたね(笑)
今回は、特選!盛り合わせ(五種) 1280円をオーダー。
(元職人であるボスさんの包丁の技術が垣間見えるお料理でした。※編集部談)
こちらは鹿児島産さつま知覧鶏のモモ肉のタタキ 800円
すりおろしの生姜と手作りの梅肉がモモ肉の甘み、旨味を引き出してくれます。
こちはお付きだし。お出汁へのこだわりが美味でした。
【店主へ突撃インタビュー】
オーナー 山藤 進さん (お店では、皆から『ボスさん』の愛称で呼ばれてはりました)
(左がオーナーの山藤さん(ボスさん)と右が行きつけ紹介者、市役所の山田さん)
Q:お店を初めたキッカケ?
高校生の時にアルバイトしていた居酒屋にそのまま就職も1年で退職。
バイトのつもりで『音羽』さんに入るつもりが、社員ならないかと言われて入社しました。
もともと高校生の時に、「独立したい!」って思いが先にあって、
どんが業種業態でもいいから会社員ではなく独立したいと思っていた。
で、独立しようと思ったら、まずは手に職をつけないと思って飲食の世界に。
19歳になる頃には一通りでできるなと思えるぐらい、自信に満ちてたんです(笑)
ただ、入社した『音羽』さんで出会った方(その後の僕の師匠になる方)との出会いで
包丁の持ちかたから、料理の作り方、サービス何から何まで全て覆された。。
この師匠との出会いにより、一からもう一回勉強しようと思って、
いつまでに独立しようとか思いはなく、まずは修行しよう、励もうと思い『音羽』さんでしばらく働きました。
ちょうど、37歳の時に周りの先輩後輩の仲間が独立しようかなって言い出して。
ちょっと忘れかけていた独立への想いが蘇ってきました(笑)
僕は、思いたったら早い方なので、独立に向けて一気に準備を進めていきました。
結果、周りの仲間は独立はせず、気づいたら独立していたのは僕だけだったんですが(笑)
お店のコンセプトは一番最初は和食を軸に考えていたが
ぶれぶれでしたね。
石橋エリアで飲食するには「コスパが高くて、値段は安く」をアドバイスをされて
初めは安い感じの店になりかけていましたね。
大衆居酒屋というのとは違うメッセージをずっと打ち出していきたかった。
居酒屋では無い店作りをしたい、自分は求めているのに、居酒屋に成り下がっていました。。
値段を安くしているので、少しでも原価を抑えないと思って
例えば、調味料の生姜もチューブのモノを使っていたんです
ただ、もともと『音羽』さん修行もしてましたし、お出汁だけには徹底してこだわりながら
料理は提供してました。
すると、創業してからまだ一年もたってないある日。
お客さまから一言。
「なんで、お出汁をちゃんと作って料理しているのに、生姜はチューブ使ってんねん?」と
その言葉を聞いてハッとしまして。
そこから、生姜や薬味も自分でつくるようにシフトしました。
「ほんまに、お客さんに育ててもらってるなーと痛感します。」
それからは、石橋エリアの飲食の大きな流れ動向とは『逆をむく感じ』でいこうと。方向性を決めましたね
それでも創業してから2〜3年は不安もありましたが、
こだわりのある食材をしっかりと調理して付加価値をつけて
しかるべき価格でご提供する。それにつきますね。
今は、暇であろうが、何がこようが
『逆を向こう』で励もうと思ってます。
『町家料理 結月』
▽ 〒563-0032
阪急宝塚本線石橋(大阪府)駅東改札口 徒歩1分
▽営業時間:17:30~23:00
※日曜定休
▽電話:072-762-3237