藤井写真館、藤井さんの行きつけ情報@石橋『魂をゆさぶる酒専門 ”燗”』
19回目に紹介する行きつけ情報は、前回18回目にフェリーチェさんをご紹介いただいた山口さんからの数珠繋ぎで、
石橋で「藤井写真館」を経営される藤井太郎さんの行きつけ情報になります。
藤井さんが通っていた同じ石橋中学校の10歳年上の先輩が営む「燗酒」専門店。
藤井さんが”心の行きつけ”と豪語する名店の行きつけ情報です。
●行きつけのお店を教えてください。
阪急石橋駅西口より徒歩4分(国道176号線井口堂交差点)にある
『魂をゆさぶる酒専門 ”燗”』さんです。
●行きつけのキッカケは?
かなり前なんですが、成人式の時にいった同窓会での集まりが「たぬき(燗の旧店名)」だったんです。
それで、「燗」のオーナー鈴木さんとも不思議なご縁もありまして。
実は、僕が中学3年生の時の担任だったタブチ先生(現、池田市教育委員会教育長)という方でして、
このタブチ先生と「燗」オーナーの鈴木さんと繋がりがあらはって。
後からわかった事なんですが石橋のネットワークは狭いというか、タブチ先生が有名なのもあり共通の話題ですぐ繋がりますね。
その成人式の時はオーナーの鈴木さんとは特にお話しはしていないんですが、ここ2、3年でよく通うようになりました。
あとは、石橋下町倶楽部の存在も大きいですね。
『しゃあなしにつきあってるんやで(笑)、近所で商売やっていると自然と結びつきが強くなってくるかなー。ほんまに』
(お二人の掛け合いに、なんとも言えない信頼関係を感じました。編集部)
(写真奥:オーナー鈴木さん、手前:藤井さん)
◇石橋下町倶楽部◇
石橋を中心におよそ80店舗ほど飲食店が有志で集まっていて、課題として料理などの写真撮影が高いなとなっていた。
それを「燗」のオーナー、鈴木さんが「もっと安くて石橋限定で写真撮影できへんか?」と話になって、
石橋下町倶楽部の皆さんに藤井さんを紹介。3年前から特別価格で撮影をするサービスを石橋下町倶楽部でスタートする
●藤井さんが写真をはじめるキッカケは?
小学校6年生から野球部へ所属することになるんですが、高校に入ってからは部員の人数が足りなくなって、自然消滅になってしまったんです。
僕は工芸高校の映像学科に入ったんですが、野球部も自然消滅してしまいますし(笑)、もぬけの殻状態になってしまってました。
何もやることないから、実家も写真館だし、一度真剣に写真やってみようかと。
それで目標を立ててやろうとなって写真甲子園に応募しました。高校2年生の時でした。
初出場でそのまま予選を勝ち抜いて、本選で「北海道」まで行きました。
テーマが「ふるさと」「自然」でそれをチームで撮影して、みんなで考察、議論して作品を提出してコンペする流れで凄く楽しかったんです。それで、自然に北海道にハマってしまったというか。
高校卒業後は海上自衛隊の「写真班」という仕事があって、「自然に近いところで写真がとれるかなー」と思って入りまして、船にのって記録写真を撮っていました。
アウトワード・バウンドスクールという、登山やカヤック、マウンテンバイクなどの指導者養成のコース研修も受講して、
より本格的に自然に近いところで写真を取れるように、写真以外のスキルも学んでいきました。
自給自足の生活にも憧れていて、結局気がついたら3年ぐらい、北海道の中でも水も電気もひかれていないような所で暮していました。
そこから、モンゴルにホームステイしたりと、気がついたら25歳になっていて
何だから急に不安になってきまして(笑)
それで帰阪して、まずは実家の「藤井写真館」の様子をみてから、東京の浅草の写真館に3年修行にいきました。
これまでの自分がとってきた自然系の写真ではなく、
商業や営業写真を学んでから、実家の「藤井写真館」に戻ってきました。
●行きつけのメニュー
『チキン南蛮』580円
中がちょっとレアで、ピクルスをのソースが絶妙にうまい。
『自家製スモーク』500円
はまるとやばいです。
(編集部談:食べる料理、どれも美味しかったです。個人的に再訪したいと思います。)
●行きつけの燗酒
純米大吟醸@鳥取 『千代むすび』(ニケ像)550円
二十歳の時にルーブル美術館にいって、何の知識もない時、芸術にふれて初めて受けた衝撃が『ニケ像』だった。
ギリシャの勝利の女神。ナイキの名前もニケ像からきている。最高の女よね。(鈴木さん談)
●『魂をゆさぶる酒専門 ”燗”』 CEO 鈴木広信さん
いきなりなんですが、名刺にある『CEO』ってなんですか?
「ちょっとエッチなおじさん、の略ですわ」(編集部爆笑)
実は、先日50歳で僕、結婚したんですが、結婚写真は藤井さんに撮影してもらったんです。
参列者は酒好きの方ばっかり集まった結婚式だったので、凄く楽しかったんです。
しかも、ケーキカットではなく、たる酒の鏡割りカットをしたんです。
わざわざ酒蔵まで行ってそれ用に樽を用意してもらったんですよ。それぐらい、酒に、燗酒に惚れてます。
もともと、旧店名の「たぬき」時代は、焼き鳥をメインでやっていましたが、
上原浩さんに出会ってどうしても熱燗を売りたくなって
『もう商売やめるか、熱燗を売るか』と思って、4年前に名前を変更したんです。
「酒は純米 燗ならなおよし」という上原さんの言葉があるんですが、
燗酒と焼鳥を一緒にマリアージュを楽しんで貰えらたらほんと、最高ですね。
※上原浩さんの書籍「純米酒を極める」を編集部にもプレゼントいただきました。多謝。
●鈴木さんのエピソード談義
『たぬきと世界旅行』
たぬきがほんと好き。たぬきがいると自撮りをするのも実は楽なんです(笑)
離せせない旅のお供です。
『鈴木さんのあだ名、たぬきの由来』
石橋小学校の時に3人、鈴木がいたんです。
女の鈴木、背の高い鈴木、そして、僕はたぬきんに似ている鈴木。
それで、あだ名が「たぬき」になりました(笑)
〒563-0023
時間:18:00~24:00
電話:072-761-8901
定休日:火曜日